社長・会長・役員へ贈る
高額食品ギフト
同じ「経営層への贈答」でも、社長・会長・役員・顧問先では、ふさわしい品も金額の間合いも変わります。役職が一段違えば、立場も、見ている景色も、贈答に求める意味も異なるからです。この記事では、外商の現場での考え方をもとに、相手の立場ごとに「外さない贈り分け」を整理します。
経営層への贈答は、役職ごとに「格」と「間合い」を合わせるのが要です。社長・会長には由来や希少性を語れる品を、役員には公平さを保てる揃いの品を、顧問先には派手すぎない上質を。いずれも、ご家族で味わえて受け取りの負担が少ない食品贈答が外れにくく、二十万円前後がひとつの上限の目安になります。受領可否は事前に確認してください。
社長・経営者へ
社長は会社の意思決定者であり、贈答の金額がそのまま「取引や関係をどう位置づけているか」の表明として読まれます。ありふれた定番では関係の重みが伝わりにくく、過大な品は借りを生みます。由来・希少性・手間を一言で語れる品を選び、ご家族で味わえる構成にすると、自宅でも好印象が残ります。大きな成約御礼であれば、二十万円前後の特別な食の贈答も自然です。
会長・創業者へ
長く商いをされてきた会長・創業者ほど、品を見る目が肥えています。相場が一目で分かる軽い品や、量産品は避けたいところです。産地・作り手・歴史といった背景を語れる品、数や時季が限られた希少な品が向きます。金額の高さより「なぜこの品なのか」を説明できることが、敬意として伝わります。
役員へ
役員へは、同列の方が複数いる場面が多いため、品を揃えて公平を保つのが基本です。一人だけ格を変えると角が立ちます。社長・会長とは段階を分け、やや控えめながら上質な食品贈答を選ぶと収まりがよくなります。上場企業の役員は受領金額に規程があることが多いため、事前に総務・秘書部門へ受領可否を確認してください。
顧問先・士業の先生へ
顧問の弁護士・税理士・コンサルタントなどへは、派手すぎず軽すぎない品が向きます。先方も自身の信用を意識する立場のため、過度な高額はかえって気を遣わせます。季節の上質な食品や、ご家族で味わえる品を、控えめな設えで贈ると、関係を長く保てます。
この場面で候補になる贈答
役職を問わず「外さない一例」として、ひとつだけ挙げます。
よくあるご質問
立場が異なるため、格を分けるのが自然です。会長・創業者には背景や希少性を語れる品を一段上の格で、現役の社長には実用と特別感を兼ねた品を。同じ品で揃える必要はなく、それぞれの立場にふさわしい設えを選ぶ方が、かえって礼を尽くした印象になります。
同列の役員へは、揃えて贈る方が公平で角が立ちません。一人だけ品や金額を変えると、社内で気まずさを生むことがあります。ただし会長・社長など格が異なる相手が含まれる場合は、その方だけ段階を分ける配慮が必要です。
通常の御礼では、役員へ二十万円前後はやや重く映ることがあります。大型の成約や周年など特別な節目に限り自然です。上場企業では受領規程の上限に触れる場合があるため、贈る前に総務・秘書部門へ受領可否を確認するのが安全です。