十万円、二十万円、三十万円。同じ金額でも、贈る相手と場面が変われば「正解」は変わります。値段の付け方、相手ごとの間合い、避けたほうがいい相手——外商の現場で交わされてきた判断の物差しを、一篇ずつ読み物にしました。何を贈るか迷ったとき、まず読んでほしい一篇から。
モノからコトへ、所有から体験へ。外商の現場で実際に選ばれ方が動いている五つの潮流を、流行で終わらせないために整理しました。
高額贈答としての肉好みを選ばず家族で囲める王道。ブランド・部位・名店で語る。
高額贈答としての蟹産地と銘柄で格を語る、冬の贈答。配送と手間への配慮。
高額贈答としてのふぐ下関とらふぐ、冬の華。鍋で囲む喜びと支度の見極め。
高額贈答としてのキャビア少量で格を立てる一品。好みと食べ方という弱点も。
高額贈答としての酒格は立てやすいが相手を選ぶ。贈る前に確かめる三点。
高額贈答としてのデザート・菓子家族で分けられ負担も軽い甘味。単価の天井とその超え方。
高額贈答としての高級魚本クエ・大間まぐろ・黒鮑。産地と希少性で語る発見枠。
高額贈答としての松茸ときのこ香りという特別感。松茸・白トリュフの季節限定枠。
高額贈答としての果物華やかで好みを選ばない。ルビーロマン・太陽のタマゴなど。
高額贈答としての日本酒精米と蔵の物語で語る。海外要人にも映える和酒の一手。
高額贈答としての泡盛・古酒甕熟成という発見感。沖縄の時間を贈る、強い物語の酒。
高額贈答としての高級珍味唐墨・このわた。小さく高く、酒好き・食通に刺さる。
高額贈答としての日本茶玉露・手揉み茶。酒を飲まない相手に格を保って贈る。
高額贈答としてのコーヒーパナマ・ゲイシャ。「コーヒーで外商級」という意外性。